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【新・カジノ情報局】電子ゲームとスロットで構成された「レーシノ」 黙々と挑む客の7割が高齢者 (1/2ページ)

★松井政就 ニューヨークカジノリポート(2)

 ジョン・F・ケネディ空港からマンハッタンに向かう途中にあるリゾートワールド・カジノ・ニューヨークシティはアクアダクト競馬場に併設された「レーシノ」だ。

 レーシノとは不景気で経営が傾いた競馬を立て直すため、いわゆる経営の多角化として始められたもので、発案者の狙い通り、売り上げアップには貢献している。

 しかしぼくが気になっていたのはその中身だ。ヨーロッパを旅していると、郊外のレストランにさりげなくスロットが置いてあったり、バーやカフェにも店のディスプレーかと思うような感じで置いてあったりする。

 レーシノが生まれたとき、ぼくもそうしたものをイメージしていたし、競馬とカジノの融合をうたい文句にするのだから、競馬場のあちこちにスロットマシンなどが置かれ、レースの合間に遊べるのかと思っていた。だが実際はカジノと競馬はあくまで別物として作られた。

 リゾートワールド・カジノNYCの場合、隣接する競馬場とは中で通路が繋がっていて、自由に出入りができる。さっそく入った瞬間、ぼくは思わず「えっ?」と声を出してしまった。まずは老人の多さだ。客の約7割は高齢者で、残りは中年。若者は探さないと見つからないほどだった。

 それで思い出したことがある。最寄り駅からこのカジノへの無料送迎バスが出ていたが、それを待っている人も老人ばかりだったのだ。その時は、若者はバスには乗らずに歩いていくのだろうと勝手に想像していたが、そうではなかったのだ。

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