記事詳細

【勝負師たちの系譜】テレビ中継で楽しめる唯一の女流棋戦 「女流王将戦」 (1/2ページ)

★霧島酒造杯女流王将戦

 6つある女流タイトル戦の中で、女流名人戦に次いで長い歴史を持つのが女流王将戦で、1978年から始まった。

 最初は女流名人と同じく、唯一プロの修業をした、蛸島彰子女流六段の天下だったが、第4期に林葉直子挑戦者がタイトルを獲得してからは、第一人者の世代が一気に交代となった。ちなみにこの時林葉は、10期連続で女流王将を保持した。将棋界で10期以上の連続タイトル保持者は、大山康晴15世名人と羽生善治竜王、そして林葉だけである。

 長い間この棋戦は、スポーツ紙に掲載されてきたが、現在は唯一、テレビ放映される女流棋戦となっている。

 この棋戦の対局を見るには、CS放送(スカパー)か、ケーブルテレビの契約が必要だ。しかし放映している「囲碁将棋チャンネル」は他に、将棋の銀河戦や囲碁の竜星戦も見ることができる上に、何より一日中、将棋か囲碁を放映しているから、どちらか(あるいは両方)のファンにとっては、たまらない放送であろう。

 女流王将戦に、焼酎の売り上げ日本一になった霧島酒造の冠が付いてからは、第1局が霧島酒造の本拠地である、宮崎県の都城市で行われている。

 対局場は醸造所の敷地内にある、日本家屋の『吉助』。対局日は、プロ棋士による大盤解説会や、こどもの将棋大会など、将棋の一大イベントの日となっていて、ファンが大いに楽しめる。

関連ニュース