記事詳細

【長谷川幸洋「ニュースの核心」】「打倒安倍」に燃える枝野氏の矛盾 野党お得意の“ブーメラン”全開 (1/2ページ)

 立憲民主党の枝野幸男代表が、憲法改正を目指す安倍晋三政権批判のボルテージを上げている。

 臨時国会では10月29日、代表質問に立って「総理、憲法とは何か、一から学び直してください」と説教した。かと思えば、11月4日には、早稲田大学で講演し、安倍首相を念頭に「ちゃんと勉強していない政治家が語るのが教育と憲法だ」と語った。

 弁護士資格を持つ自分こそが憲法について語る資格のある政治家であって、素人の安倍首相は「黙っていろ」と言わんばかりである。まさに「上から目線」そのものだ。

 だが、「語るに落ちた」とは、これではないか。

 かつて枝野氏は堂々たる憲法改正論者だった。『文藝春秋』2013年10月号に改憲私案を発表し、集団的自衛権行使はもちろん、国連平和維持活動(PKO)や、国連のもとでの多国籍軍への自衛隊参加まで憲法に明記するよう提言していたのだ(=枝野氏は昨年12月、『私のかつての私案は集団的自衛権の行使を容認していません』と語っている)。

 枝野氏が「一から憲法を勉強した」専門家を自認するのであれば、なぜ主張をガラリと変えたのか、しっかり説明してほしい。そうでないと、国民は枝野氏のような専門家でさえも「180度、意見を変えてしまうのだ」と思って、とても信用できなくなる。

関連ニュース