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【勝負師たちの系譜】王座戦、斎藤慎太郎七段が初戴冠! 西高東低時代突入か (1/2ページ)

★王座戦(4)

 お互い2勝2敗で迎えた王座戦五番勝負の最終局は、10月30日、甲府市の湯村温泉『常磐ホテル』で行われた。

 湯村温泉は武田信玄公の隠し湯として知られ、中でも常磐ホテルは歴代の皇室が泊まられた名門ホテルである。

 最近はタイトル戦で、このホテルの名前を見かけることが多いのではないだろうか。それは他のホテルがあまり歓迎しない最終局でも、快く引き受けてくれるからで、主催社にとっても、頼みやすいからだ。

 最終局はない可能性が高いとは言え、あった場合は決着局となり、注目度、宣伝効果は途中局の何倍にもなる。竜王戦、名人戦ではポスターを作って旅館の名前が載るから、ここでも宣伝効果はあるということらしい。

 この旅館の売りは、温泉と同時に素晴らしい庭園である。過去、アメリカの日本庭園・日本建築の専門誌で、ここの庭園が2年連続で3位になったことがある。

 3位と言っても、旅館の庭ランキングでなく、上位には桂離宮、島根の『足立美術館』が来るのだから、まさに日本のランキングで、一見の価値はある。

 最終局は改めての振り駒だが、先手番は挑戦者の斎藤慎太郎七段が引き当てた。

 「どちらが先手でも戦型予想は角換わり腰掛け銀」という解説の飯島栄治七段の予想はドンピシャリだった。

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