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【編集局から】北朝鮮拉致事件から40年 「全員を助ける!」試される日本国民の力

 29日発行の夕刊フジから、「拉致40年 金正恩氏への直言」と題した連載を始めました。日本政府が認定する拉致事件発生から40年以上が過ぎたなか、被害者家族や救出運動に長くかかわってきた関係者に思いを聞いています。

 朝鮮半島情勢は今年、激しく動いています。4月に11年ぶりとなる南北首脳会談が開かれ、6月には史上初となる米朝首脳会談が行われました。いずれの会談でも拉致問題が取り上げられ、その後、日朝首脳会談開催の可能性が取り沙汰されています。

 16年前の2002年9月、日朝首脳会談が初めて開かれ、翌月に被害者5人が帰国しました。しかし、北朝鮮は被害者8人を「死亡」と説明し、デタラメな「証拠」を出して、現在も主張を変えていません。

 被害者と再会できないまま家族が次々と亡くなり、高齢化が進んでいます。次に開かれる日朝首脳会談で全被害者を取り戻せなければ、悲劇がまた繰り返されることになるかもしれません。

 今回のチャンスを生かし、今度こそすべての拉致被害者を奪還しなければなりません。そのためには「全員を助ける」という世論の盛り上がりが必要です。日本政府とともに、日本国民の力が試されています。(報道部・森本昌彦)