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【金正恩への直言 拉致40年】横田早紀江さんインタビュー 金正恩氏へ「間違ったこと。心を変えて親元に早く返して」 (1/2ページ)

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 「よその国に忍び込んで、何の罪もない人々をかっさらって、自分の持ち物にしているわけです。泥棒と同じですよね。普通の人間だったら、『間違ったことだ』と教育を受けてきているはずです。『どんなに悲しいことだったんだろうな』と心を変えて、『遅くなったが、親たちの元に早く返そう』という思いになってほしい」

 拉致被害者、横田めぐみさん(54)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(82)は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長への思いを、こう語った。

 来月15日には、めぐみさんが新潟市から北朝鮮に連れ去られて41年になる。めぐみさんが北朝鮮で生存していることが判明した1997年、他の被害者家族とともに立ち上がり、救出運動が始まった。それから21年が過ぎても、取り戻せたのは2002年に帰国した5人にとどまり、残る被害者の奪還はかなっていない。

 「長い間、人間として当たり前のことができていないんです。『日本はそんな国だったのか…』と思うと悲しくなります」と、早紀江さんはため息をつく。

 北朝鮮は被害者の解放に応じないばかりか、その安否についてもウソをつき続けてきた。

 めぐみさんら被害者8人について「死亡」と主張しているが、その“証拠”として出してきた書類は改竄(かいざん)の疑いのある、デタラメなものだった。めぐみさんのものとする「ニセ遺骨」を提示したこともあった。

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