記事詳細

ICPO中国人総裁、行方不明の謎 中国共産党に連行された?

 世界約190カ国・地域の警察組織で構成する国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)の中国人初の総裁、孟宏偉氏が本部のあるフランスから中国に帰国後、家族と連絡が取れなくなり、フランス当局が捜査を始めた。汚職に関与したとして中国共産党の規律部門に連行され、取り調べを受けたとの報道もある。

 ルパン三世の銭形警部でもおなじみのインターポール。その現職トップが行方不明という異常な事態だ。

 香港紙、星島日報は6日、北京の消息筋の話として、孟氏が中国で汚職問題などに関与したとして、共産党中央規律検査委員会の関係者に連行されたと伝えた。

 同紙によると、孟氏は公安部門トップだった党の元最高幹部、周永康氏=収賄罪などで無期懲役=の元側近の一人。9月29日にフランスから帰国、北京に到着後に連行されたという。規律に反して香港の不動産を購入したことも問題視されているとしている。

 孟氏は現役の中国公安省次官で、国家海洋局副局長、海警局局長など要職を歴任した。

 ICPOは海外との捜査協力を行うなどする国際組織で総裁の任期は4年。孟氏は2016年に就任した。

 評論家の石平氏は「7月に中国大手企業トップが不審死したが、その企業は習氏に近い中国共産党の重鎮と関係があるとされる。孟氏が不審死について何らかの秘密を知っていた可能性もある」と話した。

関連ニュース