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「ポスト安倍」レースが大激変!? 最有力候補・岸田氏に迫る加藤総務会長 「派内混乱」石破氏は後退か (1/3ページ)

 安倍晋三首相による内閣改造・自民党役員人事が終わり、「ポスト安倍」レースが大激変した。最有力とされる岸田文雄政調会長(岸田派)に迫るように、厚労相から抜擢(ばってき)された加藤勝信総務会長(竹下派)が急浮上してきたのだ。総裁選で激突した石破茂元幹事長(石破派)は党内基盤が弱体化して、大きく後退した。第2集団としては、河野太郎外相(麻生派)と、茂木敏充経済再生相(竹下派)が競い合っているという。永田町の最新情勢に迫った。

 「憲法改正については活発に議論し、決めるときは結論を出し、実行していく。まさに自民党に期待されている機能を総務会でも果たす」

 加藤氏は2日、自民党本部で開かれた党四役の共同記者会見で、こう断言した。自民党の党是であり、安倍首相の悲願でもある憲法改正を成し遂げるため、改正案の了承を得る総務会を任された自負がにじんでいた。

 旧大蔵省出身の加藤氏は、その手堅い行政手腕を買われて、2012年12月の第2次安倍政権で官房副長官に起用された。その後、一億総活躍担当相や厚労相として経験を積み、今回、党四役となった。

 かつて、首相の条件としては、「党三役(現党四役)1回。閣僚3回、うち1回は財務相か外相、経産相を経験」と言われた。

 安倍首相のように当てはまらないケースもあるが、岸田氏は外相と防衛相、政調会長などを歴任して十分に有資格者であり、加藤氏は要職に相次いで起用され有資格者に近づいたといえる。

 官邸周辺は「岸田氏は、派閥領袖であるうえ、安倍首相への忠誠心が強く、性格も実直だ。『ポスト安倍』の最有力候補で、禅譲もあり得るだろう。加藤氏は、安倍首相の父、晋太郎元外相の側近だった加藤六月元農水相の娘婿で、母親同士も懇意など、安倍家とは家族ぐるみの付き合い。当然、安倍首相の信頼も厚い。総務会長起用は『彼は、ポスト安倍候補だ』と宣言したに等しい」という。

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