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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「爽」》ハイレベルウイーク ホクホク? の北朝鮮 (1/2ページ)

 毎年9月に新会期となる国連総会出席のため、米ニューヨークの国連本部に各国の首脳らが集う「ハイレベルウイーク」が終わりました。この間のニューヨークはやたら交通規制が厳しくなり、普段ならスタスタ歩ける国連本部のエリアの一部も立ち入り禁止になったりします。不便このうえないわけですが、街は独特の緊張感に包まれる。これもニューヨークの風物詩のひとつです。

 ハイレベルウイークの期間中は数え切れないほどの会談、会合が行われます。「日本の首相、外相への会談申し込みはとても多く、失礼のないよう断るのに大変」(外務省高官)と聞いたことがあります。

 米国のトランプ政権が敵視するイランとの会談が毎年のようにあるのも日イランの独特の絆を感じさせます。

 さて、意外? なことに、かの北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相も「20カ国近くの外相との会談」(朝鮮中央通信の報道より)をこなしてニューヨークを去っていきました。 

 もっとも日米の名前は会談相手に挙げられていません。

 今年に入ってから金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、韓国や米国に対話路線を歩むかのような姿勢を見せているとはいえ、北朝鮮が世界に冠たる閉鎖国家であることに変わりはありません。

 会談申し込みはどちら側からだったのか分かりませんが、元国連大使の吉川元偉氏が言っていたように「北朝鮮は日本が思うほど孤立していない」ようなのです。

 中国やロシア、キューバといったもともとの友好国だけでなく、スウェーデン、カザフスタン、赤道ギニア、コートジボワールという安全保障理事会の非常任理事国4カ国とも会談をしていました。

 これら4カ国が安保理入りしていなかったら会談していたかどうか分かりませんが、安保理メンバーを押さえておくのは北には意味があるのだと推測します。

 安保理の決定事項には大きく分けて、決議案への投票(態度表明)など「実質事項」と協議のテーマ、議題などを決める「手続き事項」があります。

 実は米英仏中露の常任理事国だけが持つ拒否権の行使は「実質事項に限定される」という制限があります。しかし、たとえば「北朝鮮の核問題を話し合いましょう」といった手続き事項には拒否権は使えません。15理事国のうち9カ国の賛成があれば、議題は決まります。