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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「爽」》「爽やか」の裏側の鍛錬 制服の機敏な動きにほれぼれ (1/2ページ)

 「爽やか」と聞いて、警察官や消防官の姿を思い浮かべてしまうのは、仕事柄だろうか。巷では“制服男子”などともてはやされることもあるが、事件や災害などの現場で取材をしていると、見た目だけではなく体に染みついた「所作」にほれぼれとしてしまうことがしばしばある。殺伐とした現場でも、暑さや寒さ、疲れなどの私情を排して職務に徹する姿は、やっぱり美しい。

 「おはようございます!」「お疲れさまです!」

 歯切れ良く、心地よいあいさつ、きびきびとした動き。警察署や消防署を訪れると、こうした出迎えに思わず背筋が伸びる。

 「爽やか」の裏側には、日々の鍛錬がある。

 それを実感したのは、以前、消防学校の訓練施設で、消防活動の体験取材をさせてもらったときのことだ。

 消防隊員のトレードマークとも言えるのが、黄土色の防火服。くぎなどを踏み抜かぬように装着する鉄板入りの安全靴や、空気ボンベも含めると総重量はおよそ20キロ。隊員らは通報が入るとこの装備をおよそ1分足らずで装着し、炎や煙をかいくぐって逃げ遅れた人を救い出す。

 自分も同じ装備を体験させてもらったが、鉄のよろいを身にまとっているようで数メートル歩いただけでも息が切れた。「どうやったらこんなものを着て動き回れるのか…」。火災現場などで機敏に動き回る消防隊員を何気なく見てきたが、その“舞台裏”を知って改めて感慨を覚えた。

 被災地では、警察官の礼儀正しい姿に頭の下がる思いがした。

 東京電力福島第1原発事故の数年後に福島県の被災地を訪れた際には、応援で派遣された他県警の警察官らが立ち入り制限がされた地域の警戒にあたり、一時帰宅などに訪れる住人らに丁寧に対応していた。