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【長谷川幸洋「ニュースの核心」】基地を置くのは裏切り行為!? 玉城氏の「お花畑防衛論」に驚き… 県民の見識問う沖縄県知事選 (1/2ページ)

 沖縄県知事選(30日投開票)は、安倍晋三政権が支援する前宜野湾市長の佐喜真淳(さきま・あつし)氏(54)=自民、公明、維新、希望推薦=と、野党勢力が応援する前衆院議員で自由党幹事長の玉城(たまき)デニー氏(58)による、事実上の一騎打ちになった。争点は、米軍普天間飛行場の移設問題や、沖縄経済の活性化である。

 20日投開票の自民党総裁選で圧勝した安倍首相にとって、この知事選が「最初の信任投票」になる。ここで負ければ、野党勢力を勢いづかせて、来年の参院選にも響きかねない。重要性は国政選挙をしのぐと言っていい。

 玉城氏は沖縄のラジオDJとして有名な一方、佐喜真氏は地元以外であまり知られていなかった。とはいえ、選挙報道が熱を帯びてくるにつれ、知名度の差も縮まってはいるようだ。

 人気はともかく、驚いたのは玉城氏の防衛論である。ネットに出ている動画(8月、IWJ中継市民によるインタビューなど)を見ると、玉城氏はこんな話をしている。

 「有事の前提を置かずに平時における外交が一番大事。相互関係で成り立っているのに、基地を置くのは(相手国に対する)ある種の裏切り行為。平和になるのは基地を作らず、繁栄できるように協力していきたいという相互の信頼関係だ」

 動画を何度も見直してみたが、「基地は裏切り」とか「互いに信頼すれば平和が保てる」と本当に言っている。これほど見事な「お花畑論」は聞いたことがない。

 信頼関係を壊しているのは、日本海にミサイルを撃ち込んだ北朝鮮や、尖閣諸島に軍艦を派遣している中国ではないか。だから、日本が対抗せざるを得なくなった。

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