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要職に石破派重鎮を起用 鴨下氏、田村氏登用で「党内バランス」重視 石破氏自身は入閣応じない考え 内閣改造 (1/2ページ)

 安倍晋三首相は20日の自民党総裁選勝利を受け、10月1日に内閣改造・党役員人事を断行する。麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官、二階俊博自民党幹事長を続投させ、政権の骨格を維持する一方、党員・党友による地方票で石破茂元幹事長が一定の存在感を示したことを踏まえ、石破派からも要職に起用し、「党内バランス」を重視するとみられる。

 「(人事は)適材適所で考えたい。新しい国造りに向け、しっかりした土台の上にできるだけ幅広い人材を登用したい」

 安倍首相は20日夕、総裁「連続3選」を果たした後、自民党本部で開かれた記者会見でこう述べた。

 今後3年間の任期で、憲法改正や北朝鮮の非核化、全世代型の社会保障制度改革といった課題に取り組む。公約実現に向け、一貫して首相を支えてきた「土台」といえる麻生、菅両氏の存在は欠かせない。二階氏については「連続3選」の流れを主導した手腕を評価したようだ。

 来夏の統一地方選や参院選を考えれば、国民的人気が根強い小泉進次郎筆頭副幹事長を農水相や官房副長官として閣内に取り込み、勝利への弾みをつけたいところだ。

 総裁選の得票率をみると、有効票807票のうち、安倍首相は約7割の553票を得て勝利したが、地方票(405票)では、石破氏の得票が45%に達した。石破氏が安倍首相を上回ったのは、地元の鳥取や山形、茨城、群馬、三重など計10県に上る。

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