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正恩氏、文氏を“異例厚遇”のワケ 北のペースに乗って「非核化」おろそかに? 米は韓国にクギ 南北首脳会談 (1/2ページ)

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長による南北首脳会談をめぐって、北朝鮮による「厚遇」が目立っている。正恩氏自身が空港で文氏を出迎え、パレードも行われた。ただ、最も重要な「北朝鮮の非核化」が進むかは不透明で、ドナルド・トランプ米政権は警戒を強めている。

 「朝米の歴史的な会談実現は文大統領の努力のおかげだ。周辺地域の情勢が安定し、さらに進展した結果が予想される」

 正恩氏は18日午後の会談で、こう文氏を持ち上げた。

 両首脳による会談は、3回目で初めて北朝鮮の平壌(ピョンヤン)で開かれた。北朝鮮サイドは異例の態勢で文氏を歓迎した。

 文氏を乗せた専用機が到着した平壌国際空港では、正恩氏と李雪主(リ・ソルジュ)夫人が、文氏夫妻を出迎えた。文氏の宿泊先である百花園(ペククァウォン)迎賓館に向かう際、文氏と正恩氏は同じオープンカーで平壌市内をパレードし、「南北友好」を演出した。

 一方で、米国をはじめとする国際社会が熱望する「北朝鮮の非核化」が進展するかは怪しい。

 朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は18日付の論評で、米国を「自分らは動かずわれわれだけ行動しろと一方的で強盗さながらの要求をしている」と非難し、米朝対話について「米国がどんな立場で行動するかにかかっている」と譲歩を迫った。

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