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【突破する日本】沖縄は「日本文明」の一部を構成する地域 (1/2ページ)

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 第二次世界大戦末期、米軍は本土上陸戦の拠点を確保するため、沖縄を攻略しようとした。日本軍はそれを阻止すべく、官・民と一体となって壮絶な戦闘を展開した。

 結果、米軍は本土上陸を断念したが、沖縄では人口の25%もの命が失われた。自決した海軍沖縄方面根拠地隊司令官、大田実中将が、海軍次官に最後に送った「沖縄県民斯(か)く戦へり。県民に対し後世特別のご高配を賜らんことを」との電文を忘れてはならない。本土の平和は沖縄の犠牲の上に成り立っている。

 沖縄戦の犠牲とその後の米軍統治、さらに在日米軍基地の集中が「沖縄は本土から差別されている」との「構造的差別論」を誘発し、一部では「琉球民族が大和民族に支配された」として「琉球独立論」も台頭している。根拠のない考え方だが、沖縄や本土の一部で支持され、今回の沖縄県知事選(13日告示、30日投開票)でも、「オール沖縄」陣営を支える考え方にもなっている。

 沖縄は、本土と言語や文化、信仰を同じくする。「日本文明」の一部を構成する地域だ。

 沖縄学の確立者、伊波普猷(いは・ふゆう)が言うように、日本本土と琉球・沖縄は元を同じくする。血統上は10世紀までに九州南部の人々が沖縄に渡った、その子孫とされる。

 沖縄方言は、明治時代に英国人学者、B・H・チェンバレンが明らかにしたように、平安時代の古い日本語と考えられている。信仰は「八百万の神」が存在するとするアニミズムでもある。

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