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【スクープ最前線】「内通者は国家反逆罪だ!」トランプ氏激怒でホワイトハウスはパニック状態 米情報当局関係者「政権内クーデターの可能性も…状況は最悪だ」 (1/3ページ)

 ドナルド・トランプ米大統領が、激しく憤慨している。ホワイトハウス内の裏切り者らが、自身や政権の醜悪な情報をメディアに流しているようなのだ。11月の中間選挙を見据えた工作とも、政権内クーデターとも指摘されている。逆風のトランプ氏はどんな反転攻勢を仕掛けてくるのか。世界の平和と安定に直結しかねない米政権の混乱について、昨年5月時点で、反トランプ勢力の異常な動きをスクープしていたジャーナリストの加賀孝英氏が迫った。

 「ホワイトハウスはパニック状態だ。トランプ氏は『全部ウソだ』『(内通者は)国家反逆罪だ!』と激怒し、ジェフ・セッションズ司法長官に裏切り者の犯人探しを命じた。だが、トランプ氏を大統領の座から引きずり下ろす、政権内クーデターの可能性もある。状況は最悪だ」

 旧知の米情報当局関係者は緊張した声でこう語った。

 発端は、次の「2つの爆弾」だ。

 第1の爆弾は、米紙ワシントン・ポストで4日紹介された、同紙の看板記者、ボブ・ウッドワード氏の新著『Fear(恐れ)』(11日出版)の衝撃の中身だ。複数の政権幹部が実名で登場する。

 同著によると、昨年4月、シリアのアサド政権による化学兵器使用に激怒し、トランプ氏は「ヤツ(=アサド大統領)を殺せ!」と指示したとされる。今年1月の国家安全保障会議でも、トランプ氏は在韓米軍の存在意義を疑問視したといい、ジェームズ・マティス国防長官は会議後、「小学生程度の理解力しかない」と側近にもらしたという。

 信じがたいのは、側近たちが、米国の国家安全保障が脅かされる案件について、トランプ氏に署名させないよう、「大統領のデスクから書類をこっそり盗み出していた」という記述だ。これをウッドワード氏は「行政的クーデター」と書いた。

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