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トランプ氏、中朝に最終警告…米韓軍事演習「過去最大規模となる」 北非核化停滞に強硬路線も (1/3ページ)

 ドナルド・トランプ米大統領が、「非核化」を進展させない北朝鮮と、「後ろ盾」の中国に対し、軍事力を背景にした最終警告を発した。中止した米韓合同軍事演習について、「(再開する場合は)過去最大規模となる」との声明を発表したのだ。6月の米朝首脳会談以降、融和・対話路線を続けてきたが、11月の中間選挙も見据えて、強硬路線に舵を切る可能性もある。東アジアの緊張が再び高まりそうだ。

 トランプ氏が29日(米国時間)に発表した「緊急声明」は衝撃的だ。

 米韓両国は「北朝鮮の非核化」を前進させるため、今年8月に予定していた合同指揮所演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」など3つの演習を中止したが、再開する場合には「過去にない大規模なものになるだろう」と警告し、中国が国際的な制裁下にある北朝鮮に対し、相当量の資金援助をしているとも非難したのだ。

 声明では、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長とは「非常に良い関係にある」と言及。「北朝鮮の非核化」が進展しないのは、強い影響力を持つ習近平国家主席率いる中国が、米国との貿易摩擦(=米中貿易戦争)を理由に北朝鮮に圧力をかけていることが原因との見方を示した。ただ、トランプ流の中朝両国への恫喝(どうかつ)なのは明らかだ。

 6月にシンガポールで行われた米朝首脳会談で、正恩氏は「朝鮮半島の完全な非核化に向け取り組む」と、トランプ氏に約束した。

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