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正恩氏「非核化」すっとぼけか 東方経済フォーラム欠席の公算大

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、9月にロシア極東ウラジオストクで開かれる国際会議「東方経済フォーラム」に出席しない公算が大きくなった。9月末に米ニューヨークで開かれる国連総会への出席も困難視されている。進展しない「北朝鮮の非核化」をめぐって、米朝関係が再び緊張していることも影響しているようだ。

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日までに、「東方経済フォーラム」を欠席する方針を固めた。文氏は、正恩氏がフォーラムに参加するかどうかが明確でないとして、態度を留保していた。正恩氏がフォーラムに出席しないと判断したとみられる。

 同時期、北朝鮮・平壌(ピョンヤン)で、3回目の南北首脳会談が計画されている。文氏としては、「非核化」をめぐって膠着(こうちゃく)した米朝協議の突破口を探る狙いで、こちらを優先させるようだ。

 日本の官邸周辺も「正恩氏の東方経済フォーラムは難しい。国連総会出席もないだろう」と、夕刊フジに語った。政府は、拉致問題を完全解決するため、同フォーラムなどでの、安倍晋三首相と正恩氏の接触を模索していた。

 米国内では、6月の米朝首脳会談後、北朝鮮が「非核化」への具体的行動に踏み出さないことへの懸念が浮上している。

 北朝鮮で「死神」と恐れられるジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は7日、FOXニュースの番組で、「北朝鮮は非核化に向けた必要な措置を取っていない」「真に必要なのは言辞ではなく行動だ」と警告している。

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