記事詳細

【ぴいぷる】“トモダチ”からの提言 元米陸軍大佐スティーブ・A・タウン氏、著書「日本人だけがなぜ自衛隊の実力に気がつかないのか?」が話題 (1/3ページ)

 アジアの安全保障環境が激変するなか、日本専門家である元米陸軍大佐が最近出版した『日本人だけがなぜ自衛隊の実力に気がつかないのか?』(宝島社)が、永田町や霞が関、防衛関係者の間で話題となっている。

 大規模災害での身を粉にした救出・復旧活動や、海外での平和維持活動(PKO)などで自衛隊の評価が高まる一方、今でも「自衛隊は違憲だ」と公言する憲法学者は少なくない。本書は、そんな風潮に、真正面から問題提起している。

 「自衛隊は1度決めたら完璧にやり抜く。命懸けで日々任務や訓練をこなしている。米国の信頼できるパートナーとして、日本を守ることができるよう調整されている。だが、国民の尊敬の対象になっていない。人生の3分の2を日本で過ごし、『日本人の意識が変わってほしい』と願っていた。公職に就いている間は言えなかった。やっと本音を書いた」

 タウン氏は、牧師だった父に連れられて2歳で初来日し、神戸で幼少・少年期を過ごした。高校で米国に戻り、陸軍の奨学金で大学に入り、陸軍将校になった。

 東西冷戦期、米軍はソ連に対峙(たいじ)するため、西ドイツに大部隊を展開していた。タウン氏も派遣された。

 「その時、分かったのです。自分が1番好きなのは日本だと」

 日本専門家を志望し、国防総省の語学学校を経て再来日、横浜にある米国大使館日本語学校に入った。リチャード・アーミテージ元国務副長官の腹心で、元国防総省日本部長のロビン・サコダ氏は2年先輩だ。

関連ニュース