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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】ケンチャナヨ精神と謝罪しないことが韓国の常識 ラオスのダム決壊 (1/2ページ)

 私は自分自身を大ざっぱな性格だと認識している。だから、韓国人の国民性ともいえる「ケンチャナヨ(=大丈夫だ)精神」が嫌いではない。だが、生命や財産を奪われかねないシビアな場面で、その精神を発揮されたら、たまったものではない。

 ラオス南部アタプー県で先月23日、建設中の水力発電用ダムが決壊して、30人以上が死亡、100人以上が行方不明になり、数千人が家を失った。被害は隣国カンボジアにも及んでいるという。

 この事業は、韓国5大財閥の1つ、SKグループのSK建設と、韓国西部発電が、2012年に共同受注した。タイ政府系発電会社と、ラオス国営企業とともに合弁会社をつくり、建設に当たっていた。韓国資本51%の国際プロジェクトだ。

 SK建設は、発電用の主ダムと治水用補助ダムなど、7つのダムを建設していたという。事業全体は10億ドル(約1100億円)規模で、入札には日本企業も参加したが、SK建設が「日本より格段に安くする。日本より短期で完成させる」と約束して受注した。

 言葉どおり、予定より4カ月も早く工事を終わらせたSK建設は、早期完成ボーナスの2000万ドル(約22億円)を受け取った。

 この誇らしい成果が韓国で報じられた直後、補助ダム崩壊の衝撃が世界を駆けめぐった。

 SK建設は当初、「ダムから雨水があふれ出しただけで崩壊ではない」と強弁したが、ネット上に拡散した現場写真や動画を見れば、「無残な完全崩壊」だと誰でも分かる。

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