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標的は官僚…霞が関ブローカーが作成「30人リスト」 文科省、厚労省、外務省などの官僚の名前が (1/2ページ)

 文部科学省の局長級幹部が相次いで逮捕された汚職事件で、「霞が関ブローカー」と呼ばれる贈賄側の医療コンサルタント会社の元役員らが、接近したい中央省庁の「官僚リスト」を作成していたことが分かった。文科省だけでなく、厚生労働省や外務省、国土交通省の官僚らの名前も記されており、官僚汚職が広範囲に広がる可能性が出てきた。東京地検特捜部では詳しい経緯を捜査している。

 衝撃のニュースは、NHKが4日朝、報じた。

 これによると、ブローカーの谷口浩司容疑者(47)=贈賄容疑で再逮捕=は、自らの事業を有利に進めるため、数年前から接近工作を仕掛けたい中央省庁の「官僚リスト」を作成していたという。

 NHKが入手したというリストには、文科省をはじめ、厚労省、外務省、国交省など、ブローカーらの事業に関係がある省庁の幹部ら約30人の名前が記載されていたという。

 厚労省は製薬、外務省はODA(政府開発援助)、国交省は道路など、巨大な権限(利権)を抱えているとされる。

 官僚リストの中には、医大への息子の裏口入学が賄賂とされ、受託収賄罪で起訴された前科学技術・学術政策局長の佐野太被告(59)や、JAXA(宇宙航空研究開発機構)に出向中に便宜を図った前国際統括官の川端和明容疑者(57)=収賄容疑で逮捕=らの名前も記されているという。

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