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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】西日本豪雨が引き起こした水蒸気爆発 すさまじい威力…御嶽山噴火と同じ (1/2ページ)

 西日本が豪雨災害に襲われた。目を覆う災害だが、この豪雨は地球温暖化にともなって「気象が凶暴化」してきたひとつの表れだ。4年前の広島市安佐南区を中心とした豪雨災害といい、これから気象災害がもっと増える可能性がある。

 気象の凶暴化ではそのほか、強い台風が上陸してきたり、竜巻がより強くなったりする。

 ところで西日本豪雨で、水蒸気爆発が起きた。火山ではよくある水蒸気爆発だが、平地の工場で起きたことは珍しい。

 岡山県総社市にある金属加工会社で7月6日に水蒸気爆発が起きた。すさまじい爆発で工場はメチャメチャになり、民家など3棟が全焼したほか、広範囲の民家の窓ガラスが割れたり壁が壊れた。

 従業員が避難したあとだったので工場での人的災害はなかったのが不幸中の幸いだったが、近隣に住む住民約40人が重軽傷を負った。

 この工場ではアルミを溶かしてリサイクルしていた。そこへ近くの高梁(たかはし)川の支流が氾濫して水が流れ込んできた。溶けた高温のアルミと接触して水蒸気爆発を起こしたのだ。

 溶けたアルミだけではなく、水が高温の物体に触れるだけで水蒸気爆発が起きる。

 「水蒸気」爆発というと、まるでヤカンから出る湯気のように威力のないものに聞こえる。だが、そうではない。

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