記事詳細

北朝鮮で「わざと顔に傷をつける女性」が増加…「喜び組」選抜を恐れ (1/3ページ)

 「あまり美人に育たないでおくれ」

 韓国に亡命した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使が近著『3階書記室の暗号 太永浩の証言』(原題)で明かしているところによれば、北朝鮮で近年、自分の娘を眺めながら、このように願う親たちが増えているという。

 これとよく似た話を、韓国紙・朝鮮日報も2014年1月26日付で次のように伝えていた。

 〈平壌の女性が最近、「喜び組」と呼ばれる中央党5課に選ばれないように、わざと顔に傷を付けたり「事故」を起こしたりしているという。かつて平壌の女性は、5課(喜び組)に選抜されたら家門の栄光だと考えていたが、最近では「ブタ(金正恩朝鮮労働党第1書記・当時)や中央党の老いぼれのめかけにされるのに、どうして行くのか」と言って、意識的に避けているというわけだ。〉

 (参考記事:将軍様の特別な遊戯「喜び組」の実態を徹底解剖

 「中央党5課」とは、北朝鮮最強の権力機関である朝鮮労働党組織指導部の中に置かれた部署だ。5課は中央から道・郡・市などの末端にいたるまで組織網を張り巡らせ、14~16歳の美少女を選抜し、権力者たちに仕えるタイピストや看護師、警護員に育てるシステムがある。有名な「喜び組」もまた、この中で養成される。

 (参考記事:北朝鮮の「喜び組」に新証言…韓国テレビ「最高指導層の夜の奉仕は木蘭組」

デイリーNKジャパン

関連ニュース