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「ミサイル発射場」解体に着手…北の魂胆は? 「非核化偽装」「時間稼ぎ」の疑い捨てられず (1/2ページ)

 ドナルド・トランプ米政権と、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権による駆け引きなのか-。北朝鮮が、北西部・東倉里(トンチャンリ)にある弾道ミサイル施設の解体に着手したと、米サイトが分析した。正恩氏は6月の米朝首脳会談で、ミサイルエンジン実験場の解体を約束したとされる。だが、北朝鮮は1カ月以上も「非核化」に向けた具体的行動を見せず、米軍関係者の間では懐疑的な見方が強まっていた。過去の例からすれば、今回の解体の動きも「非核化偽装」「時間稼ぎ」の疑いは捨てきれない。徹底的な監視が必要だ。

 《北朝鮮が西海(ソヘ)衛星発射場の主要施設の解体を開始》

 米北朝鮮分析サイト「38ノース」は23日、こんな見出しの分析を明らかにした。

 同発射場は、弾道ミサイル用のエンジン開発などに使われてきた。サイトによると、ミサイルの組み立てに使う施設などが解体されている様子が見受けられるという。

 シンガポールでの米朝首脳会談(6月12日)後の記者会見で、トランプ氏は「正恩氏はすでに、主要なミサイルエンジンの試験場を解体していると教えてくれた。これは合意文書に含まれていないが、私たちが合意したことだ」と明らかにしていた。

 北朝鮮はその後、現在に至るまで「非核化」に向けた具体的な動きをまったく見せていない。

 トランプ政権内にも不満が鬱積しているようで、米紙ワシントン・ポストは22日付で、トランプ氏が北朝鮮との非核化交渉が進展していないことに対し、補佐官らにいらだちを見せ始めていると報じた。

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