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トランプ氏、非核化「急がない」発言の真意は? 正恩氏「斬首部隊」出航の報道も (1/3ページ)

 ドナルド・トランプ米大統領が“異例の発言”を行った。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権との非核化交渉について、「急がない」と語ったのだ。北朝鮮が核廃棄への具体的行動を取らず、世界が不信感を強めている中での発信を、専門家は「忍耐だろう」と分析し、北朝鮮の態度次第では軍事オプションの可能性も高まると推察する。実際、正恩氏の「斬首作戦」実行能力を持つ米強襲揚陸艦が西太平洋に向かったとの報道もある。トランプ氏はブチ切れ寸前なのか。

 「(北朝鮮との)協議は続いている。とてもうまくいっている。急ぐ必要はない。制裁は維持しているし、人質も帰ってきた。われわれは期限も設けていない」

 トランプ氏は17日、ホワイトハウスでの共和党下院議員との会合で、こう述べた。北朝鮮との関係がうまくいっている「証拠」として、核実験やミサイル実験が行われていないことを挙げた。

 だが、トランプ氏の言動とは裏腹に、「北朝鮮の非核化」で目に見えた動きは一切ない。それどころか、マイク・ポンペオ国務長官が訪朝して行われた米朝高官協議(6、7日)について、北朝鮮は国営メディアで「(米国は)一方的で、強盗さながらの非核化要求だけを持ち出した」と、口汚く非難したのだ。

 米中貿易戦争が本格化するなか、正恩氏は「中国さえ味方に付ければ、非核化の必要はない」と強硬姿勢に転じた可能性がある。

 ふざけたことに、北朝鮮は、国際社会が積み上げてきた経済制裁を破る行動も見せている。

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