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金正恩氏は「サウナ不倫」を止められるか (1/2ページ)

 北朝鮮メディアは17日、金正恩党委員長が北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクト)で経済各部門を集中的に視察したことを伝えた。

 今回の視察先は発電所やホテルの建設現場、造船所、温泉施設など8カ所だ。このうち、金正恩氏が発電所の建設現場で幹部らにカミナリを落としたことは昨日の本欄で言及した。過去には同様に叱責された幹部が処刑された例もあり、担当者らは戦々恐々としていることだろう。

 (参考記事:【動画】金正恩氏、スッポン工場で「処刑前」の現地指導

 金正恩氏が不満を表明したのは、発電所の建設現場だけではない。ホテルの建設現場とかばん工場、そして温泉施設である温堡休養所でも怒りを露わにした。朝鮮中央通信によれば、深夜に同施設を訪れた金正恩氏は、浴場を見て回り「管理をよくしていないので温泉治療の浴槽が汚く、薄暗くて非衛生的だ。最近の養魚場の水槽よりもひどい。このような環境で治療になるのか、本当に汚い」と指摘したという。

 同通信によれば、同休養所は金正恩氏の祖父・金日成主席と父・金正日総書記も何度か訪れた重要施設だ。それだけに、金正恩氏の怒りも大きかったと思われる。

 しかし、慢性的な経済難に加え、国連安全保障理事会による経済制裁まで受けている現況下においては、こうした施設の管理がおろそかになるのは、ある程度は必然だろう。

 もっとも、何事もお役所仕事で営業努力に欠ける国営施設と比べ、民営のサウナやスーパー銭湯は比較的繁盛しているようだ。また、民営サウナには「夫婦湯」と呼ばれるVIPルームがある。利用料は1時間6万北朝鮮ウォン(約720円)で一般料金の10倍。庶民はとても手が出ない。

デイリーNKジャパン

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