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金正恩氏が悩む「ヘンな病気」流行の原因は「危ない草」か (1/2ページ)

 北朝鮮の食糧事情は、かつてと比べ大きく改善した。貧富の格差が拡大する中で、市場で食べ物を買うための十分な現金収入を得られていない層は存在するが、数十万人が餓死した1990年代の「苦難の行軍」の時代のように、国内から食べ物が消えてしまう懸念は遠ざかった。

 (参考記事:「牛乳風呂」をたのしむ北朝鮮の上流階級)

 いま、金正恩党委員長が最も頭を悩ませているのは、崩壊した医療制度をどうやったら再構築できるか、という問題ではないだろうか。

 北朝鮮では、国民なら誰でも無償で医療を受けられることになっているが、それは建前に過ぎない。実際は、診察、調剤、入院、手術、食事などありとあらゆる面で料金が徴収される。料金以外にもワイロが必要となる。また、病院に行ってもまともに薬がもらえないため、患者は自前で薬を調達する。少なくない国民の間では、覚せい剤が医薬品と混同されており、薬物汚染が拡大する一因にもなった。

 (参考記事:一家全員、女子中学校までが…北朝鮮の薬物汚染「町内会の前にキメる主婦」

 最近では、覚せい剤の害毒に気づき、薬草など漢方薬に頼る人が増えているようだが、そこにも問題はある。

 (参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち

デイリーNKジャパン

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