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元看護師、「無色無臭」消毒液を選んで混入か 旧大口病院事件

 横浜市の点滴連続中毒死事件で、殺人容疑で逮捕された元看護師、久保木愛弓容疑者(31)が、担当する4階にあった複数種類の消毒液の中から、無色無臭の「ヂアミトール」を選んで点滴に混入した疑いがあることが12日、捜査関係者への取材で分かった。神奈川県警は、事件が発覚しにくい消毒液を選んだとみて調べている。

 県警は同日、久保木容疑者の横浜市の自宅などを家宅捜索した。

 捜査関係者によると、事件があった旧大口病院(現横浜はじめ病院)の4階には、医師や看護師が手などを消毒するため、複数種類の消毒液が常備されていた。量が減ったことが気付かれにくい消毒液を使うことを思いつき、その中でも無色無臭を理由にヂアミトールを選んだ可能性がある。

 久保木容疑者は点滴への消毒液混入について、任意の事情聴取で事件発覚の「2~3カ月前からやった」と話している。

 4階では2016年9月18日に今回の逮捕容疑となった西川惣蔵さん=当時(88)=が、2日後の同20日に同室の八巻信雄さん=当時(88)=が死亡。2人の体内からはヂアミトールに含まれる界面活性剤の成分が検出された。久保木容疑者は2人の殺害を認めている。

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