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【関西の議論】餃子の購入額、堺市が急上昇、全国3位に 宇都宮、浜松に次ぐ理由  (4/4ページ)

 堺市は、湾岸部に堺泉北臨海工業地帯があり、多くの工場が集積。また、平成27年の国勢調査では、一般的に「子育て世代」とされる20~40代が人口に占める割合は37・2%で全国平均(36・5%)をやや上回っている。

 こうして見ると、たしかに堺市に餃子が消費される条件がそろっていると言えなくもない。

■追いつき追い越せ

 理由はいずれにせよ、堺市が餃子の購入額が3位になったことで、注目を集めたことはまちがいない。

 龍華山本店に餃子を買いに訪れた南区の清掃員、中島基光(もとみつ)さん(68)は「堺市が3位になったときいて、餃子が食べたくなって…」と笑う。

 一方、毛穴さんは「これからは積極的に餃子の町として売り込み、ゆくゆくは餃子のツートップに割って入れれば」と鼻息が荒い。竹山市長も「堺に来ておいしい餃子を食べませんかというPRをしていきたい」と意気込み、早くも餃子を通じたPRを検討している。

 ただ、堺市が二強入りするには、高いハードルを越えなければならない。平成29年では3位になったものの、2位の浜松市との差は500円近く空いているのに対し、4位の京都市との差はわずか50円程度。さらに今年の家計調査の速報値をみれば、1月が12位、2月は35位、3月は27位と低迷。4月は浜松市に次いで2位となったが、合計ではまだまだツートップに及ばない。

 小野寺さんは「宇都宮市と浜松市のツートップはいわば雲の上の存在であり、とりあえずは餃子を安定的に消費して3位を守ることを目指すべきでは」とした上で、「市外へのPRも大事だが、まずは市民に餃子が家庭で手軽に食べられるということを訴え続ける必要がある」と話している。

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