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「中国人民解放軍は平和ボケ」軍機関紙が異例の体質批判 (2/2ページ)

 習氏は2012年秋に党中央軍事委主席に就任して以来、「号令がかかれば集まり、集まれば戦争の準備をし、戦えば勝つ」との軍の基本原則を発表して活を入れ、翌年からは毎月のように長期間の実戦形式の軍事演習を行わせている。

 これを踏まえて、社説は「戦争を止められるのは、我々に戦闘能力があってこそだ」述べるとともに「軍はいまこそ正しい道に戻り、戦闘訓練に集中しなくてはならない」と強い調子で訴えている。

 これについて、香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は軍の元将校の話として、「中国軍にはびこる大きな問題は、責任逃れと汚職であり、「『平和ボケ』の主な症状は汚職と職務怠慢である」と解説している。

 同紙によると、習氏が軍事委主席に就任後、汚職と職務怠慢など党や軍の規律違反によって処分された軍幹部は少なくとも1万3000人にも達している。このなかには制服組トップだった郭伯勇、徐才厚の両元軍事委副主席も含まれている。これについて、同紙の電子版には次のようなコメントも書き込まれている。

 「中国軍は南シナ海の島々に軍事基地を建設して、米軍と対抗しようとしており、国産の空母まで建造するなど軍備を増強している。このようななかで、解放軍報が軍の平和病蔓延を危惧する社説を発表したのは、逆に中国の弱みを指摘して、米軍を安心させるための策略とも受け取れる。なんと言っても、中国は『孫氏の兵法』など4000年来の戦争の歴史を経験しているのだから。たったの200年の歴史しかない米国とは格が違い過ぎるのだ」

 果たしてどちらの指摘が正しいのか。

NEWSポストセブン

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