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麻原元死刑囚、執行7分前に残した“不吉な遺言”の謎 オウム残党暴発の恐れも (3/3ページ)

 妻と次女、三女、長男、次男の5人は連名で麻原元死刑囚の遺体引き渡しの要求書を上川陽子法相に提出。要求書は、麻原元死刑囚の遺体を「祭祀(さいし)の対象となるもので、慣習上、その承継者の第一は配偶者である」とした。妻側の代理人は「(麻原元死刑囚の)精神状態からすれば、特定の人を引き取り人として指定することはあり得ない」と疑問を呈した。

 オウムの後継団体「アレフ」にも近いとされる妻は、次男と行動を共にするが、教団内で「アーチャリー」と呼ばれていた三女は次女、長男と行動を共にしている。

 三女は1995年に麻原元死刑囚が逮捕された後には教団の後継者といわれる「法皇官房」のトップとして教団宣伝のアニメやビデオ作りを担当、「正大師」の肩書をもつ最高幹部の一人だった。2015年に『止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記』を出版するなどメディアへの露出も多く、今月3日にはツイッターで《オウムに悪いところはたくさんあった。私もオウムへは入らない。でも、いいところもあった》と表明している。

 麻原元死刑囚の遺骨や遺品が後継団体の正当性を示す象徴になる可能性があるとみられるなか、公安当局が懸念するような内部抗争が激化しかねないのが実態だ。

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