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西日本豪雨、死者105人…災害を政局に利用する野党に有本香氏「ポピュリズム」 (1/2ページ)

 西日本を中心とした豪雨被害は各地で拡大し、9日午後1時時点で、死者は計105人に上った。安否不明者は80人以上で、犠牲者はさらに増える見通し。安倍晋三首相は11日から予定していた、欧州・中東訪問を取りやめるという。野党からは、災害対応を優先し、法案審議の先送りも求める声もあるが、違う見方をする識者もいる。

 「(警察や自衛隊などの)実動部隊を7万3000人に増強し、全力で救命救助に当たっている」

 安倍首相は9日午前、政府の非常災害対策本部の会合でこう語った。小此木八郎防災担当相を団長とする調査団を同日、岡山、広島両県に派遣し、被災地を視察する。

 豪雨災害による死者は新たに佐賀県で1人が確認され、12府県計105人に上った。5日以降の共同通信の各府県まとめでは、死者は広島43人、愛媛23人、岡山22人、京都4人、山口3人、兵庫、福岡、鹿児島各2人、岐阜、滋賀、高知、佐賀各1人。安否不明者は、岡山県倉敷市や広島市で大幅に増え、計80人以上となった。

 総務省消防庁によると、8日午後9時時点で15府県の避難所に計2万3000人が身を寄せた。

 大量の土砂やがれきで重機を入れることが困難な場所も多く、警察や消防、自衛隊らの捜索活動は思うように進まず、難航している。

 企業活動への影響も続いている。

 自動車メーカーでは、交通網の寸断による物流の混乱で部品の調達が困難となり、マツダやダイハツ工業が9日も、京都府や広島県、山口県、大分県などの工場で操業を休止することを決定した。

 自民党幹部は9日、安倍首相が11日出発予定の欧州、中東訪問を取りやめると記者団に明らかにした。

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