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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「汗」》北朝鮮、金王朝で続くきょうだいの明暗 (2/2ページ)

 正日氏もそうでした。異母弟の平一(ピョンイル)氏を平壌から遠ざけ続け、周囲に平一氏の取り巻きを作らせませんでした。 

 さて。米朝会談後、正恩氏はすぐさま中国へ報告に行きました。3、5、6月とこの4カ月に3回もの訪中は異例です。 

 トップに就任してから6年近くも訪中しなかったのにこのところの北京詣ではなぜ? と思いますが、これは正男氏の永遠の不在と関係しているのでは。

 中国は放浪生活を続けていた正男氏の後ろ盾であり、なにくれとなく面倒を見ていました。金王朝で何かあれば、正男氏をトップにすえることも考えていたといわれています。同様に中国との太いパイプを持っていた正恩氏の義理の叔父、張成沢(チャン・ソンテク)氏夫妻(金慶姫氏の夫)も正男氏をわが子のようにかわいがっていました。居場所の定まらない正男氏を張夫妻が気遣う電話をたびたびしていたことを関係国の情報機関が把握しています。

 正恩氏の中国への急接近は、「核戦力の完成」、国際情勢の変化も要因でしょうが、長兄がいなくなったことが大きいと思います。(kamo)

【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。7月のお題は「汗」です。