記事詳細

【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「汗」》北朝鮮、金王朝で続くきょうだいの明暗 (1/2ページ)

 全世界が注目した米朝首脳会談。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の専用機、エアフォースワンならぬ、“エアフォースウン”はきちんとシンガポールまでたどりつくのだろうか、と思っていたら、“ウン”ではなく中国機でちゃんと到着していました。

 中国という後ろ盾があることを米国に世界に、見せつけたわけですが、妹の金与正(ヨジョン)党第1副部長が北の専用機(チャムメ1号)に乗ってシンガポール入りしたのは飛行機事故などまさかの場合のリスク分散だったのでしょう。与正氏の地位の高さがうかがえます。

 正恩氏が与正氏と二人三脚であることは今回の映像を見ていてもよく分かりました。2カ月ほど前にも書いたのですが、南北首脳会談の板門店宣言に署名するとき、韓国側が用意したペンを使おうとした正恩氏の背後から、それをさっと取り上げ自分が持っていたペンを渡したのです。

 シンガポールでの共同声明でも正恩氏は与正氏が差し出したペンを使って署名していました。

 なぜ会談相手側の用意したものを使わないのか、指紋などを残したくないのか、潔癖すぎて見知らぬ人がさわった可能性のある者は使いたくないのか。友好を装いつつ、気を許していないことがよく分かります。恐らく、汗をふくときもホテルの備品などは使わないでしょう。知り合いの医師は「健康状態が分かってしまうから、恐らく髪の毛一本すら落とさないように気を使っているでしょう」と言っていました。それでああいう髪形なのか…。

 兄と妹、もちろん母親が同じという要素は大きいでしょうが、その信頼ぶりは父親の正日(ジョンイル)氏とその妹、慶姫(ギョンキ)氏をほうふつとさせます。冷酷な正日氏も妹には甘い兄でした。女性はかの国でライバルにはならないからなのか。やはり男尊女卑だなあ。

 対照的なのは男の兄弟です。腹違いの兄の金正男(ジョンナム)氏がマレーシアの空港で暗殺されたのは記憶に新しい。正恩氏の兄、正哲氏は表舞台に一切姿を見せません。