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ポンペオ米長官が訪朝、非核化協議は難航必至 

 マイク・ポンペオ米国務長官は6日、北朝鮮の「完全非核化」に向けた高官協議のため訪朝した。6月の米朝首脳会談から3週間以上たつが、北朝鮮が具体的行動に着手した気配はなく、米メディアは「核・ミサイル」施設の隠蔽報道を続けている。ポンペオ氏は平壌(ピョンヤン)滞在中、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長とも会談する。正恩氏の対応次第で、ドナルド・トランプ政権内の対北強硬派が復権しそうだ。

 「正恩氏が合意した通り、最終的で完全に検証可能な北朝鮮の非核化に向け、仕事を続けるのが楽しみだ」

 ポンペオ氏は6日未明、ツイッターでこう意欲を示した。だが、米国内の見方は厳しい。

 米紙ワシントン・ポスト(1日付)が、北朝鮮に核戦力を全面放棄する意思はなく、多数の核弾頭の隠蔽を画策している-と米情報当局者が結論づけたと報じるなど、米メディアは北朝鮮への不信感であふれている。

 トランプ大統領は5日、「私は、正恩氏がこれまでとは異なる北朝鮮の未来を展望していると信じている」と記者団に語る一方、「真実でなければ、他の方策を考える」「状況を見極める」と明かした。

 他の方策とは、軍事的行動も含んでいそうだ。

 トランプ政権内では現在、ジェームズ・マティス国防長官とジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)ら「対北強硬派」と、ポンペオ氏ら「対北融和派」の間で、距離があるとされる。

 北朝鮮はまた、世界をだましたのか。ポンペオ氏が3度目の訪朝で、どんな感触を得て帰国するのか、注目される。

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