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【永田町・霞が関インサイド】米朝ホットラインの怪 ポンペオ氏訪朝時に盗聴防止の電話システム設置か (2/2ページ)

 ポンペオ氏は米中央情報局(CIA)長官時代の3月下旬と、国務長官に就任してからの5月初旬の2回、平壌(ピョンヤン)を訪問し、正恩氏と会談している。

 韓国系米国人のアンドルー・キムCIAコリア・ミッションセンター長が、ポンペオ氏訪朝に同行した。キム氏とカウンターパートである金聖恵(キム・ソンヘ)労働党統一戦線部策略室長が事前協議の実務責任者であった。

 注目すべきは、ポンペオ、キム両氏が5月9日に帰国した後も10人前後のCIA要員が平壌に残ったことである。

 そう、彼らは盗聴防止の保秘電話システムを持ち込み、労働党本部の委員長執務室に設置したのではないか。

 だとすれば、まさに米朝ホットラインである。

 5月初旬段階で当初予定していた米朝首脳会談の12日のシンガポール開催を確信していたことになる。

 これまでに23回も電話会談した安倍晋三首相と同一視すべきではないが、「米朝首脳電話会談」は冗談だった。トランプ氏は終日、ゴルフに興じていたのだ。(ジャーナリスト・歳川隆雄)