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紀州のドン・ファンしか触れない「金庫の中身」がカラだった (1/3ページ)

 捜査に進展が見られない“紀州のドン・ファン”こと野崎幸助氏(享年77)の怪死事件。ここにきて和歌山県警の動きに変化が出始めた。

 前日よりもグッと気温が下がり、雨が降りしきっていた6月20日の朝8時前。和歌山県田辺市にある野崎氏が経営する会社の前に、県警の車が数台停車した。

 10人以上の捜査員が会社に足を踏み入れると、待ち構えていた野崎氏の妻・Sさん(22)の弁護士2人が、捜査員に立ち会いを求めた。しかし、拒否されたのか、2人は会社を出ていった。

 この家宅捜索はあくまで野崎氏の会社が対象で、経営者でも従業員でもないSさんは当事者ではないと見なされたようだ。これまで、Sさんや野崎氏の家政婦の自宅に家宅捜索が行なわれてきたが、“捜索済み”のはずの会社を再捜索した理由とは何なのか。

 ◆あったはずの現金

 捜査員たちは1階の事務スペースには目もくれず、階段をのぼり、2階にある「金庫室」に向かったという。

 「普段は野崎社長以外は立ち入れない場所で、中に何があるかを知らない社員さえいるほど。基本的に金庫に触っていいのは野崎社長だけで、社員にとってはまさに“開かずの間”。捜査員が金庫部屋に足を踏み入れたのもその日が初めてで、番頭格の社員の立ち会いのもと、捜査員が金庫を開けました」(会社関係者)

 野崎氏の死因は急性覚醒剤中毒であり、県警は、金庫内に覚醒剤やその入手ルートに繋がる物証が残っているかもしれないと考えたと見られる。

NEWSポストセブン

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