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【桂春蝶の蝶々発止。】どんな時でも笑いを忘れず… 震度6弱の地震で感じた、大阪人の心意気! (1/2ページ)

 大阪府北部を、震度6弱の地震が襲いました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されたみなさまには心よりお見舞い申し上げます。

 震源地は「北摂地域」と呼ばれ、私は地域内の吹田市出身です。岡本太郎氏が制作した「太陽の塔」が有名で、とても住みやすく、愛すべき土地であります。

 地震があったとき、私は東京にいました。朝から大阪へ移動して、昼と夕方と夜、関西で仕事を3本する予定でした。噺家は本人が行かなければ仕事になりません。ただ、ニュースを見て、「さすがに、仕事先からキャンセルしてくるだろう」と思っていたんです。

 案の定、昼と夕方の仕事はなくなりました。ところが、夜は京都のご老人が近所の方々を招いての落語会。ご老人の家にはテレビがなく、大阪の被災状況や緊張感が伝わっていないのです。

 「楽しみにしてるんで、何とか来とくんなはれ! わたいの顔が立ちまへん!」

 マジか…大変だけど行かなきゃ(笑)。

 新幹線は運転見合わせ。航空機も欠航でしたが、昼から復旧し、午後2時の便で伊丹空港へ。幸運なことにバスが動き出し、衣装を用意するため、吹田市に隣接する大阪市北部にある私のマンションにたどり着きました。

 部屋の中は、タンスや本棚、食器棚が全部倒れて、ぐちゃぐちゃ。床の上がガラスだらけで、靴でないと歩けない。何とか衣装を詰めて、動き出した京阪電車で京都へ。超満員で1時間立ちっぱなし。もうフラフラです。そして、開演30分前に到着しました!

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