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8月の米韓軍事演習中止を発表、有事即応性低下の懸念も 北朝鮮に非核化行動促す

 米韓両政府は、8月に予定していた定例の米韓合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」の中止で合意したと発表した。トランプ米大統領が米朝首脳会談後、北朝鮮と対話中の米韓演習中断を表明したことを受けた措置。北朝鮮に対し、非核化に向けた迅速な行動を促す狙いがある。

 米国防総省と韓国国防省が日本時間19日に同時発表した。

 在韓米軍の縮小論と合わせ、北東アジアにおける米国の関与が低下するのではないかとの懸念が強まりそうだ。朝鮮半島の有事対応に必要な即応性の低下につながる恐れもある。

 韓国国防省は、米韓が協議を経て、演習の「計画活動の猶予を決定した」と説明した。他の大規模演習を中止するかどうかは決定されていないとした。

 指揮所演習は朝鮮半島情勢が全面戦争へ展開するまでのシナリオを想定し、指揮命令系統や部隊運用を確認する。昨年は米韓の将兵計約6万7500人が参加した。(共同)