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【激変する安全保障】米朝会談、失望させるスカスカ共同声明 “揺るぎそうな”決意とただの“努力表明” (1/2ページ)

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 先の米朝首脳会談で署名された共同声明は、関係国の現場当局者らを失望させるスカスカの内容だった。会談直後に開かれたドナルド・トランプ米大統領の記者会見を含め、米政権主要幹部らによる一連の関連発言にも、大きな驚きと深い失望を禁じ得ない。

 善かれあしかれ、これから地域と世界の安全保障環境は激変していく。今後、わが国はどう対処していくべきか。結論を急ぐ前に、改めて米朝共同声明の文言を検証してみよう。

 トランプ氏は「包括的な素晴らしい文書」と自画自賛したが、もし本気なら知性を疑う。

 声明は冒頭、「トランプ大統領は、北朝鮮に対して体制の保証を提供する約束をし、キム委員長は、朝鮮半島の完全な非核化について、断固として揺るがない決意を確認した」(NHK訳・以下同)。

 米朝によると「揺るがない決意を確認した」らしいが、所詮、人間の「決意」など簡単に揺らぐ。「揺るがない決意」は、この世に存在しない。ないものは「確認」できない。実際、共同声明は「確認」の根拠を示していない。

 トランプ政権による「体制の保証」と引き換えに「朝鮮半島の完全な非核化」が合意された-。NHK以下、そう報じているが、正確さを欠く。

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