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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「世界」》再審開始決定取り消し、袴田巌さんの目に映る世界は… (1/2ページ)

 昭和41年に静岡県清水市(現静岡市清水区)で一家4人が殺害された「袴田事件」をめぐり、今月11日、東京高裁が袴田巌さん(82)の再審開始決定を取り消した。袴田さんをめぐっては、平成26年3月に静岡地裁が再審開始を認める決定を出し、同時に刑と拘置の執行停止も認めたことから、確定死刑囚の身分のまま、釈放された。高裁決定は釈放に関する判断は取り消さなかったため、袴田さんは現在も浜松市で暮らしている。

 4人もの人が犠牲となった事件で、それも、確定死刑囚とされた人が約48年ぶりに身柄拘束を解かれていたということもあり、11日の高裁決定は大きな注目を集め、産経ニュースでは「袴田事件、再審認めず」の「PDF号外」も配信した。

 姉の秀子さん(85)が「巌は半分分かってて、半分分かっていない」と話すように、袴田さんは今も拘禁症の影響が残り、意味の通らない言動も多い。高裁決定をどのように受け止めたのか。紙面ではスペースの関係で紹介しきれなかった袴田さんの当日の様子を紹介したい。

 11日は午前6時前ごろに起床。リンゴやミカン、ゆでたトウモロコシのほか、北海道の支援者が送ってくれたアスパラガスを使ったサラダなども食べた。支援者によると、血糖値が上がらないよう、白米は出していないという。朝食後は居間でテレビを見たり、居眠りをするなどして過ごした。

 当初は秀子さんとともに上京し、決定を受け取る予定だった。午前9時に東京行きを誘ったが「用がないから。行かないよ。東京は」と拒んだという。

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