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米朝会談「決裂」も想定…トランプ氏“余裕”のウラに正恩体制転覆準備 北内部に協力者、亡命政権支援 (1/3ページ)

 ドナルド・トランプ米大統領と、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は10日、歴史的な米朝首脳会談(12日午前9時=日本時間同10時~)に向けて、シンガポール入りした。トランプ氏が求める「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」に正恩氏が応じない場合、たった1日で「決裂」というシナリオもあり得る。トランプ政権は、CIA(中央情報局)主導で事前協議を進めてきたが、並行して北朝鮮の体制転覆も見据えた秘密工作も進めてきたとされる。追い込まれた正恩氏は「拉致問題の解決」も含めて決断できるのか。 

 「彼(正恩氏)はこれまでにほぼ前例のないことを成し遂げようと、懸命に取り組むだろう。彼に会うのが楽しみだ。『1回限りの機会』は無駄にならないだろう!」

 会談が行われるシンガポールに移動中、トランプ氏はツイッターにこう投稿した。

 トランプ氏を乗せた大統領専用機「エアフォース・ワン」は10日夜、シンガポールの空軍基地に到着した。トランプ氏はその後、専用車で宿舎のシャングリラ・ホテルに入った。

 歴史的な会談を前に、トランプ氏の言動は余裕にあふれている。

 9日(日本時間10日)、カナダ東部で行われたシャルルボワ・サミット会場での記者会見では、正恩氏が完全非核化に前向きな姿勢を示すか否かは、「最初の1分で分かる」と断言した。

 そのうえで、「もし、(非核化に)真摯(しんし)でないと感じれば、私は自分の時間を無駄にはしない」と対話の打ち切りを明言し、「(正恩氏にとって今回の対話が)1回限りの機会」となると警告した。

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