記事詳細

【勝負師たちの系譜】マイナビ女子オープンで西山が雪辱、奨励会員決戦制す (1/2ページ)

★マイナビ女子オープン

 現在の女流棋界はタイトルが6つあり、そのうちの女王を除く5つを里見香奈女流五冠が保持する、里見1強時代が続いている。

 女王はマイナビ女子オープンの優勝者に与えられる称号で、タイトルの賞金はリコー杯女流王座戦と並ぶ、500万円。

 今回は加藤桃子女王に、西山朋佳奨励会三段が挑戦しての五番勝負で、最近では唯一里見の出ないタイトル戦である。

 加藤と西山は共に奨励会員であり、女流棋士ではない。従って2人はこの棋戦のほかは、奨励会員でも出られる女流王座戦しか出ていない(霧島酒造杯女流王将戦はタイトル保持者のみ招待)。

 加藤は父親が元奨励会員であり、静岡県の強豪校、藤枝明誠高校の教師兼棋道部の顧問だったこともあって、棋士を目指して奨励会に入った。

 13歳の時に父親を亡くした加藤にとっては、奨励会と同時に、女流棋戦を頑張ることが、供養であったろう。

 加藤は女流王座戦を第1期(2011年度)から通算4期優勝し、このマイナビ女子オープンも、直近の4期連続で保持しての防衛戦。通算5期で永世称号(女王以外はクイーン)の資格が得られたのだが…。

 対する挑戦者の西山は、女流棋戦のタイトル戦登場は過去一度しかない。2014年の女流王座戦で加藤に挑戦して、0-3で敗れている。

関連ニュース