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【日大のドン・田中英寿理事長 人脈と金脈】白鵬と奇しき縁で結ばれていた日大・田中理事長、将来はプロ・アマ相撲界支配も (1/2ページ)

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 いつ、表に出てくるのか。事態が硬直化する中、ますます注目が集まっている田中英寿・日大理事長(71)。その人脈がいかに幅広く、また多岐に渡っているか。大相撲界で記録という記録を塗りかえてしまった大横綱、白鵬(33)とも無縁ではない。

 白鵬と田中理事長とは奇しき因縁の糸で結ばれている。1964年10月、アジアで初めてのオリンピックが東京で開かれた。まさに国をあげての一大イベントで、開会式2カ月前、落成したばかりの日本武道館で空手や柔道、弓道など、日本の武道を世界に紹介する大デモンストレーションが行われた。

 この相撲代表に当時青森・木造高3年だった田中理事長も選ばれたのだ。後年横綱となる輪島もそのひとりで、ここで2人は初めて会い、親密な仲になる。

 そして、オリンピック本番。ここにモンゴルからレスリング選手として若き青年が参加した。この夏場所前に76歳で亡くなった白鵬の父、ジジド・ムンフバトさんである。ムンフバトさんはこの東京大会を皮切りに5大会連続でオリンピックに出場し、次のメキシコオリンピックでモンゴル初の銀メダルを獲得している。

 こうしたこともあって、白鵬も東京オリンピックに対する思い入れは人一倍。「2年後に迫った東京オリンピックで土俵入りができれば、親子2代の参加になる。ぜひ実現させたい」と老骨にむち打ってがんばっている。

 つまり、田中理事長と白鵬は“東京オリンピックつながり”があるのだ。それだけではない。白鵬は引退後に備え、すでに着々と布石を打っている。その1つが内弟子の獲得で、すでに3人いる。その中の2人、幕内の石浦と幕下の山口は田中理事長の教え子の日大相撲部出身だ。

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