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【突破する日本】核放棄後に政権崩壊し殺害、カダフィ大佐と自分を重ねる正恩氏  (1/2ページ)

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 12日開催の米朝首脳会談で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、米国が求める「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」を約束する可能性がある。

 ただし、そこでいうCVIDは早期のものではない。時間をかける、段階的な非核化を指す。そして、その都度、経済制裁の緩和や経済支援という「見返り」を得て、「完全な非核化」は先延ばしにして核兵器をひそかに保有し続ける手法だ。

 ドナルド・トランプ米大統領はここに来て、首脳会談を非核化の「プロセスの始まり」と位置付け、早期のCVIDを見直したとされる。

 これについて、《問題は、北朝鮮は核兵器の廃棄を実行していないのに、トランプ氏が北朝鮮に「時間をかけて良い」と言ったこと。北朝鮮を早期に非核化させる要求を取り下げる一方、正恩氏との複数回の会談や、追加の経済制裁はしないことを確約したとも解釈できる》(ジェフリー・ルイス氏=ミドルベリー国際大学院モントレー校東アジア核不拡散プログラム部長。朝日新聞3日)との分析もある。

 だが、トランプ氏は1日、訪米した金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長との会談後、記者団に「現行の対北朝鮮制裁は維持する」「北朝鮮が非核化するまでは制裁を解除しない」と強調し、「数百もの新たな制裁が準備済みだ」と言及している。「私は『最大限の圧力』という用語をこれ以上使いたくない」としながらも圧力路線は堅持する方針だ。

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