記事詳細

「徴用工像」撤去で腰砕けの韓国・文政権 日本との外交摩擦恐れ忖度か

 「反日」の韓国・文在寅(ムン・ジェイン)政権が腰砕けだ。日本との外交摩擦を恐れ、釜山(プサン)の日本総領事館近くに置かれていた「徴用工像」が撤去されたのだ。韓国の忖度(そんたく)のようにも映る措置だが、ソウルの日本大使館前の慰安婦像は放置されたまま。今後も歴史を蒸し返してくる恐れがあり、警戒が必要だ。

 撤去は5月31日に行われ、約20分で完了。像は市内の「国立日帝強制動員歴史館」に運ばれた。市民団体は5月1日、総領事館前に設置された慰安婦像のそばに徴用工像を設置しようとした。しかし、警察が阻止し、総領事館から数十メートルの歩道上に置かれていた。

 文政権が撤去に踏み切ったのは、日韓関係のさらなる悪化を避けたからだ。再三にわたって懸念を伝えた日本政府に対し、韓国側も「外交的な摩擦を呼ぶ可能性が高い」(韓国外務省)とみていた。

 元徴用工の個人請求権は1965年の日韓請求権協定で消滅し、政府間では解決済み。像設置の理屈がないうえ、熱望する日本との通貨交換(スワップ)協定再開に向けても、これ以上の関係悪化は得策ではないと判断したとみられる。

 ただ、ソウルの日本大使館前と釜山の日本総領事館前には慰安婦像が置かれたまま。聯合ニュースによると、徴用工像を設置した市民団体側は「日本総領事館前に設置する計画に変化はない」としており、暴挙が繰り返される可能性は高い。

 菅義偉官房長官は5月31日の記者会見で、「引き続き、かかる像が総領事館前には設置されないようしっかりと注視をしていきたい」と述べた。

関連ニュース