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【日大のドン・田中英寿理事長 人脈と金脈】日大・田中理事長、栃ノ心とも深い縁 大相撲にも強い影響力持つ“アマ界のレジェンド” (1/2ページ)

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 日大OB116万人を束ねる校友会会長を兼務し、政界、財界、スポーツ界、芸能界など、華麗なる人脈を誇る日大のドン、田中英寿理事長(71)。それがどんなに幅広いものか。たとえば、5月30日に大関に昇進し、師弟愛がにじんだ伝達式を行った栃ノ心(30)。この大相撲界の真新しい看板力士も、田中理事長と深い縁で結ばれている。

 歴代屈指の34個ものタイトルを獲るなど、アマ相撲界のレジェンドでもある田中理事長は、32歳のときに「朝日体育賞」を受賞した。世界的に活躍したスポーツ界の功労者に贈られる由緒ある賞だ。このとき、柔道の山下泰裕ら、世界的に活躍している受賞者と並んだ田中理事長は「相撲界は国際化が遅れている」と痛感したという。

 これがきっかけになって「相撲をオリンピック種目にする」ことを目標に定め、さまざまな活動をしてきた。1994年にJOC(日本オリンピック委員会)の理事に就任したことも拍車をかけ、はるばるアフリカまで相撲の普及に出かけたり、国際大会を立ち上げたりしている。

 深く関与した国際大会の一つ、「世界ジュニア相撲選手権」の2004、05年の大会にジョージア代表として参加したのが栃ノ心で、東京で開催された05年には、相撲経験がほとんどないにもかかわらず無差別級で準優勝している。

 これですっかり相撲の魅力に取りつかれた栃ノ心は、大相撲入りを希望したが、急には入門先がみつからない。そこで再来日し、まず身を寄せたのが田中理事長が総監督を務める日大相撲部だった。

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