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【日大のドン・田中英寿理事長 人脈と金脈】日大・田中理事長は「相撲界の常識」踏襲 “知らぬ存ぜぬ”でスキャンダル乗り切った過去 (1/2ページ)

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 沈黙は金、なのか。内田正人前監督(62)や井上奨(つとむ)前コーチ(29)らが関東学連から永久追放され、いまや日大アメフト部は解体寸前と言っていい。にもかかわらず、日大トップの田中英寿理事長(71)はいまだに何も語らず、これといった動きもみせていない。その徹底した黒子ぶりに、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)の姿が重なってみえるのは気のせいか。

 昨年11月からおよそ半年に渡って世間を騒がし続けた大相撲界の相次ぐトラブル。暴行を働いた横綱日馬富士は引退に追い込まれ、相撲協会を批判した貴乃花親方は最終的にナンバー3の理事から5階級下のヒラ年寄に降格させられた。白鵬も鶴竜も減俸処分を食っている。

 もちろん、一連の騒動の最中、リーダーの八角理事長の責任を問う声も多かった。中には「辞めて当然」という厳しい意見もあったが、八角理事長は決して矢面には立たず、自らに課したペナルティーも3カ月の給料返上だけだった。一方で、今年2月には実質的に2期目となる理事長再選を勝ち取っている。見事に逃げ切ったのだ。

 「相撲界は裏と表がある世界。トップは、都合が悪いときには決して表だった動きをせず、尻尾をつかませないように裏に回って立ち回り、周囲の批判にはしらを切り続けるふてぶてしさがないと務まらない。田中理事長と八角理事長はそっくりで、まさに相撲界の常識の中で生きている。黙っていれば済むと思っている」(相撲関係者)

 現在、相撲協会には夏場所現在で、小結の遠藤を筆頭に幕内だけで4人も日大相撲部出身力士がいる。すでに引退し親方になっている者は11人。そのほとんどが相撲部総監督でもある田中理事長の教え子で、八角体制は田中理事長を抜きにしては語れない。プロ、アマ相撲の両トップの関係は想像以上に密接なのだ。

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