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トランプ氏、北の非核化阻害する文氏に「口出すな」 米紙WSJも「米韓は同床異夢」と文氏を批判

 ドナルド・トランプ米政権が、「従北」の韓国・文在寅(ムン・ジェイン)政権に不信感を高め、「邪魔者」扱いしている。米国の目指す北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」を阻害しているとして、口出ししないよう求めているのだ。米朝首脳会談に向けて今後、韓国が疎外される場面が増えそうだ。

 「首脳会談の開催は米国の国益にかなう結果を達成するためのプロセスだ。このプロセスと結果は、米国の安全保障以外に優先させるべき事柄がある韓国の大統領に任せることはできない」

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は28日、《米朝首脳会談、米韓は同床異夢 韓国の文大統領が目指すゴールは米国と同じではない》というタイトルの社説で、文氏を批判した。WSJはトランプ政権に近い。

 社説では、文氏が「米国に、非核化に向けた単なる措置と引き換えに北朝鮮に見返りを提供するよう迫っている」と指摘し、北朝鮮の主張をうのみにしている文氏を信用しないよう求めた。

 日米両国にとって、「北朝鮮の非核化」は存亡に関わる脅威だが、「従北」の韓国はそう受け止めていないとの指摘だ。

 米国の対韓不信は行動にも表れている。

 複数の韓国メディアによると、韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相は27日、記者団に「非核化問題に関して『韓国はあまり深く入り込まないでほしい』と、米国が要請してきた」と述べた。このため、「韓国政府は(最近)発言を自制している」(李氏)という。

 賢明な判断だ。

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