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正恩氏“悪あがき” 文氏と組んで『非核化条件』小出しに 米は「イエス」か「ノー」のみ (1/2ページ)

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、悪あがきをしている。ドナルド・トランプ米大統領の「米朝首脳会談(6月12日)打ち切り通告」におびえ、とりなしを求めて韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との首脳会談に踏み切りながら、条件を小出しにしているのだ。米国の求める「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」や「拉致問題解決」に応じない限り、正恩氏に明るい未来はない。

 《米国の代表団が、首脳会談に向けた協議のため北朝鮮に到着した。北朝鮮には素晴らしい潜在力があり、いつの日か経済・財政的に卓越した国になり得る。この点で私と正恩氏は同意している。必ず実現する!》

 トランプ氏は27日(米国時間)、ツイッターにこう書き込み、一度は中止を表明した米朝首脳会談の準備を進めていることを明らかにした。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、訪朝したのはソン・キム元駐韓米大使(現駐フィリピン大使)や、NSC(国家安全保障会議)のアリソン・フッカー朝鮮部長らで、28、29日に、「正恩氏直結の女」ともいわれる崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官らと会談する見通し。

 米朝首脳会談に向け、トランプ政権は主導権を握った。

 トランプ氏が24日、書簡で会談の打ち切りを通告して以来、北朝鮮は慌てふためいている。金桂寛(キム・ゲグァン)第1外務次官が翌日出した談話は、米朝首脳会談を「切実に必要」として、開催を懇願した。26日には、正恩氏の要請で、2度目の南北首脳会談が開かれた。

 ただ、悪あがきも続けている。

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