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「伏魔殿」財務省、森友問題めぐり国会答弁と矛盾する記録廃棄 終盤国会の紛糾避けられず (1/2ページ)

 財務省の「隠蔽・腐敗体質」は、どこまで根深いのか。同省は23日、学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐり、昨年の国会会期中に決裁文書の改竄(かいざん)と合わせ、国会答弁と矛盾する交渉記録の廃棄を進めていたと明らかにした。終盤国会が紛糾することは避けられない。民主主義の根幹を揺るがす不祥事を次々に生み出す、かつての「最強官庁」は、「伏魔殿」に変貌した。

 「これまでの財務省の答弁と事実が異なっており、廃棄は不適切で誠に遺憾だ」

 安倍晋三首相は23日の衆院厚労委員会で、財務省の交渉記録廃棄について、こう述べた。

 財務省理財局長だった佐川宣寿(のぶひさ)前国税庁長官は昨年の国会で、記録を「廃棄した」と答弁していた。財務省は23日、国会への記録提出に際し、答弁と整合性を図るために理財局が廃棄を指示したと説明した。記録は、職員が紙媒体で保管するなどしていた。

 立憲民主党の辻元清美国対委員長は、党会合で「閣僚は責任を取っておらず、資料を出したからいいという態度だ。絶対に見過ごすわけにはいかない」と訴え、麻生太郎副総理兼財務相の辞任を要求した。

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